がん患者さんのその痛み
神経障害性疼痛 ではないですか?
ピリピリ、チクチク、電気が走るような、焼けるような、針でさされるような痛みはありませんか?
その痛み、神経障害性疼痛かもしれません。神経障害性疼痛に対する治療には、薬物治療としてオピオイド、鎮痛補助薬(抗うつ薬、抗けいれん薬など)が用いられることがあります。ただ現在日本では、がんによる神経障害性疼痛に対する、抗けいれん薬(プレガバリンなど)や抗うつ薬(デュロキセチンなど)の使用についてはガイドラインに記載はあるものの、いずれも根拠となる研究が弱くエビデンス(科学的な根拠)が十分とは言えない状況です。最新のWHOガイドラインでも、これら鎮痛補助薬の使用に関しては、臨床試験の実施が推奨されております。この状況を打破すべく、現在、別途表記の全国6施設(2021年3月現在)において、鎮痛補助薬の標準治療を作るための臨床試験を行っております。こちらのホームページをご覧いただいて、本試験の趣旨にご賛同いただける・ご興味のある皆さん、本ホームページのお問い合わせページより、まずはご連絡・ご相談ください。
オピオイド不応性がん関連神経障害性疼痛を対象に
14日間のデュロキセチンの有効性および安全性をプレガバリンと比較する
国際多施設共同二重盲検用量漸増 第III相ランダム化比較試験
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